とある週のゼロオフセット値(負荷ゼロでクランクを地面に垂直に向けたときの値)
火曜日:745
水曜日:746
木曜日:743
金曜日:750
土曜日:728
ADコンバーターが週末で心躍ったのか、値が大きくずれる。
これでは、週末に必ずゼロオフセット値を校正しなければならない。
原因はあれこれ考えられるが、思い切ってADコンバーターを24bitのAD7124-4に変えてみた。
早速クランクに付けたひずみゲージの値を取得。
有効ビット数は約20bitか。これは期待できる。
TP-002を仮組して、パワータップハブと比較してみた。
TP-002とパワータップハブのそれぞれについて、3回計測平均値をグラフ化。
縦軸がワット数。
上下の振れが大きい方がパワータップハブ。
24bitADコンバーターは16bitよりも安定した数値を得られ、
「今のは明らかに数値がおかしいだろ」というのがない。
グラフの後半、TP-002の値がパワータップハブより低めに出ている。
これは、ひずみゲージに電流を流しすぎた結果と推測。
ひずみゲージは電流制御をしないと、最初の数十分は数値が少しずつ、ずれてしまう。
今回も、電流制御なしの簡易セットアップだったので、その点が正確にデータに現れていると思う。
「最初の20分は安定しないパワーメーター」が某メーカーから市販されていたこともあった。
実験を繰り返すも、AD7124-4でもゼロオフセット値が日によってずれると判明。
ひずみゲージが壊れてるのか?
(2017年3月21日更新)
ひずみゲージではなく、ひずみゲージのブリッジ回路が損傷しており、ゼロオフセット値がずれる現象がでていました。
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