2018年7月24日火曜日

Bluetoothモジュール比較

秋月にてBLE(BluetoothLowEnergy)の通信モジュールAE-TYBLE16を発見しました。

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-12339/

これは有線のUARTインターフェースに接続すると、UARTのデータを勝手にBLE規格で無線送信してくれる優れモノです。

使い手は、難しいBLEのお作法を勉強することなく、既存のUARTインターフェスにこのモジュールを接続するだけでBLE上でデータを送受信できます。

パワー計を自作する場合、クランクとハンドルバーの表示器の送受信にこの無線機を使うと便利そうです。
(図は、シマノの特許出願図面です。)















実際、使ってみました。




上の動画のGarmin表示は、PowerTapハブのデータ、スマートフォン表示は試作した3000円パワー計のデータです。
AE-TYBLE16を使用して、クランク上のマイコンで算出したパワー&ケイデンス値をスマートフォンにBLE送信してます。

モジュールの製造元の太陽誘電が本モジュール対応のAndroidアプリのソースコードを配布しているので、ユーザはこれを改造して動画内のタコメータアプリとかも簡単に作れます。

従来は、Bluetoothクラッシックのモジュールを使用してましたが、消費電流が20mAを超えるため、単四電池では10時間持たない感じでした。



手持ちのBluetoothモジュールの3.3v駆動時の消費電流を計測しました。
HC-05(20mA), SPP-CA(9mA), AE-TYBLE16(1.8mA), HM-10(8mA)

AE-TYBLE16単体であれば、ボタン電池で駆動できるレベルです。

これをマイコンに接続する際は、
Rx ー>Tx
Tx ー>Rx
Vcc  ー>Vcc
GNDー>GND
のように接続するだけです。


同様のモジュールに、Nordic社のNordicUartServiceを搭載したモジュールを過去に使用しましたが、BLEが原因なのか不安定でした。

AE-TYBLE16をジャンクで入手したXperia Z3、Z4、AQUOS PHONE ZETA、およびAQUOS SERIE SHV32でテストしたところ、(検証が必要ですが)Androidのバージョンが重要なようでVer.5未満では接続が不安定になることがありました。





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